1.マッチング

世の中には数多くの設計事務所があり
仕事のスタイルや建築に対する考え方は、まさに十人十色

そしてそれは施主側にも言えることで
建物の希望や建築に対する考え方は、やはり十人十色

良い建築を造るためには、まずは良い関係を造ることが大切です。

「あのとき、ああ言えばよかった」
「なんとなく相談しにくかったから聞くのをためらった」
「急かされてばっかりで自分の意見があまり言えなかった」

…このような状況で、いい建築が造れるはずがありません。

まずはあなたの建築に対する思いを教えてください。
新しい住宅の希望や現在の住まいのお悩みなど、それはどんなことでもかまいません。
私も一級建築士として、真摯にお話をさせていただきます。

そして一緒にお話する時間のなかで
「建築に対する考え方が自分と似ているか?」
「人間的な相性はどうか?」
「信頼して仕事を頼める建築士かどうか?」
是非、確かめてみてください。

株式会社 阿部設計にお仕事を依頼するかどうかは
ゆっくりとお話をさせていただいた上で施主に決めていただいています。

まずはお気軽にご来社ください。

2.調査

依頼を受けて一番最初に行うことが「役所調査と現地調査」です。

役所調査では各種関係法令のチェックを行い、
法律的な建築制限や許認可を取得するまでの流れをしっかりと確認します。

現地調査では役所調査で入手した情報をもとに現地を調べ、
スムーズな建築計画が行えるように現況の確認作業を行います。

この作業をしっかりとやっておくことで
予測されるトラブルを事前に回避しながら計画を進めることができるのです。

例えば、希望プランが出来あがったあとに、
「実は建築制限がかかってしまうらしく、屋根の形状を変えなければなりません」
なんて言われたらとても残念な気持ちになりますよね?

調査は軽視されがちですが、とても大切な工程のひとつです。

3.基本設計

調査で得た情報をもとに施主からの希望をまとめて
少しづつ図面を練り上げていきます。

設計事務所やハウスメーカーによっては、
「打合せ〇〇回まで」なんて決められているところもありますが、
阿部設計では、基本的に回数や時間等の制限を設けていません。

納得のいく図面ができるまで、プランを重ねていきましょう。

4.実施設計

基本設計図をもとに実施設計図を作成します。
実施設計図とは、施工者に工事の内容・方法を指示するためにつくられる図面のことです。
この図面をもとに見積もりや工事、許認可申請が行われます。

基本設計で、施主のために間取りの確定やイメージの共有を行い、
実施設計で、施工者のために細部の納まりや施工方法を伝えるといった感じでしょうか。

専門的で少し難しい図面になりますが、工事現場のために必要な図面の数々です。

5.工事業者選定

実際に現場で工事をしていただく業者を選定します。

基本的には阿部設計の協力業者に依頼することになりますが、

「親族が建築会社をやっている」
「知り合いに頼めと親から言われている」

等の希望がある場合は、柔軟に対応させていただきいますのでご相談ください。

6.許認可申請

図面が無事に仕上がれば、いよいよ確認申請等の許認可申請を行います。

建築物を建てるための公的な許可を得るための申請といえば分かりやすいでしょうか。

建築基準法はもちろん、都市計画法、河川法、航空法など
様々な関係法令がありますので
ひとうひとつしっかりと申請をおこなっていきます。

ちなみに事前調査に「抜け」がある場合、
この許認可申請でつまづくことになりますね。

事前調査の大切さがよくわかります。

7.工事監理

工事監理とは、図面通り間違いなく工事が行われているかを現場で確認することです。
不適切な施工があれば、建築士は建て主の代理人として施工業者に改善を求めます。

工事監理は法律で定められている設計士の業務のひとつです。
基礎の配筋、耐力壁の整合性、緊結金物の確認など
建築士としてしっかりと現場で確認を行うことが大切です。

8.完了検査

工事が終わると、検査機関や行政の完了検査を受けます。

検査によって法律的に問題なく建物が造られていることが確認されれば
完了検査済証が発行されて、無事に工事完了となります。

9.完成・御引渡し

完成するといよいよ御引渡しです。

設備機器等の説明をし、完了検査済証等の御引渡し書類をお渡しします。

家づくりはとても体力と気力のいる作業です。

設計事務所と家を造ったという経験が
「良い思い出になったなぁ」と感じていただければ幸いです。