農業倉庫の計画
農業用倉庫計画のポイント
新たに農業用倉庫の新築計画のお話をいただきました。
農業用倉庫を計画するときは
- たいてい市街化調整区域なので母屋の立地基準を確認する(開発許可?農業従事者?)
- 今回建築する施主が農業用倉庫の立地基準と適合しているか確認する(お父様であれば建築可能…。みたいなパターン有り)
- 申請式が広大なことが多いので、既存建物の構造・用途・規模についてしっかりと確認する
- 農業用機械は大きいものが多いので使用する機材のスペックをしっかりと確認する(搬入できなかったら元も子もない)
- 作業スペースに大空間を希望されることが多いので事前に構造検討をしておく(鉄骨造なのか?木造なのか?)
上記をしっかりと意識しながら計画をすすめることが大切です。
大空間を実現するために
柱のスパンを飛ばすために鉄骨造を選ぶのか?木造を選ぶのか?については、すごく重要なことです。
見積もりに大きく関わってくるので計画の初期段階から考えておきたいところです。
今回は予算を考慮して木造の予定ですが、トラス構造を使い大空間を実現しようと考えています。
トラスというのは三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式のことです。
簡単に言うと、材料ではなく部材の組み方で力の伝わり方をコントロールして柱間のスパンを長くとれるように考えられたものです。
鉄骨造に比べて安価な木造で大空間を実現するためにトラスを組む。
これが今回の計画の肝となります。
まずは現地にいって調査をしっかりと行ってから、じっくりと計画を練っていこうと思います。